FCLLABO:UC11ft β3に関して
●UC11ftβ3をお待ちの皆様へ。お詫びと訂正について
お世話になっております。お待たせして申し訳ありません。
UC11ftβ3ですがHPにて謳ってある仕様と一部違うことがありましてこの文章の掲載となりました。訂正内容は HP上ではトップガイド以外トルザイトという項目であります。実際の商品はバットがフランジタイプのトルザイトでそれ以降はSICという仕様です。大変申し訳ありません。私の記憶違いで嘘を書いてしまいました。
プロトはオールSICとしてテストしております。今回はロッドも一新ということで初回はオールトルザイトという方向で製作を行おうとしておりました。私もそこからの変更のことをすっかり忘れて文章を掲載してしまいご迷惑をおかけした次第です。
オールトルザイトに出来ない理由 もしくはそれを装着することのメリット面や安全面がやや希薄であった為にバットはRVのトルザイトでそれより先をSICの最小10までで接続した商品となっております。
先ず先端部は肉の厚いSICでないとロッドを立てたりしてガイドに巻く付くようにラインがかかった場合フルカバーしているSICの方がチタンフレームに擦れにくいということからトルザイトが装着できないというところから始まっております。ロッドティップが強いので竿先を立てた場合チタンフレームに強くラインが当たる可能性があります。次にトルザイトはガイド内径が広くなることがメリットとなるので通常は高級であってもサイズダウンすることでコストの上昇をある程度抑えることが出来るわけですが、例えば8mmのSICから7mmのトルザイトに落とすという方向で軽量化し性能アップが図れるわけです。しかし10mmのガイドの下には9mmはなく8mmが存在するだけです。流石に2mmの差ではSICの方が広くおまけに強いロッドであるUC11ftに8mmのフレームのシングルフットガイドをつけるということはかなり負担が大きく、また磯のロッドとしてあちこちにガイドが当たる可能性における肉薄感のあるトルザイトをつけることが大きくプラスになるとは微妙なところでした。おまけに8mmが最小であると2-4番目のガイドがトップよりも径が小さくなるというデメリットがでてきましたそこで10mm最小のトルザイトを装着も考慮しましたが今度は逆に2番目までは内径が大きくトップのsicで急激に絞れるというなんともアンバランスな状況になった次第です。そこで現場にバット以降の先端をSICにしておくように指示を出しておいたのをすっかり忘れていた状態です。今後 トップ側にフランジタイプの トルザイトがラインナップされない限り 最良とはいえない状況でコストは更に1万円近く上がる可能性があることからこうなっております。本品の目的は磯でのヘビーデューティな使い方が主ですからそこを考慮した変更を私がすっかり忘れてこういうことになったしだいです。ご迷惑をおかけします。
性能的には自信をもってお勧めできる商品では有りますがトルザイトと言う言葉で購入を決定された方には申し訳ないことを致しました。
よって予約をされた方々にHP同様の文章を送り、購入の是非を再度確かめることになってしまいました。多忙とはいえ大事なことを伝え忘れている私の責任でございます。誠に申し訳ありません。
追筆
コスト面における質問 ガイドが普通になったのにコストが下がってしかるべきではないか?という質問やSICになったのに割安感がなくなったとお考えになる方のためにコストの計算方法について記載しておきます。根本的に販売価格は現場から送ってきた仕上がりコストにおいて計算しております。
そのため今回の分は私の謳い間違いによるものですので適正な価格にて販売価格は決められております。つまりお客様は損をしてはおりません。私自身間違っていることに気づかないまま最近まで過ごしておりましてそこまで価格が大幅に上がらなかったことを幸運だったと喜んでいたぐらいです。
当たり前でした。ですからトルザイトが原因で高騰と書いていた私は理解の中身自体が間違っておったわけで決して現時点で購入された方を騙しているわけではありません。もし 本当にオールトルザイトチタンである場合価格はもう少しというかかなり上がると思います。次回製品に数本のみ作っては見ますが今の価格から1-1.5万円はプラスになる価格が出るかと思います。今回の新型に限らず材料は高騰しております。なぜならナノカーボンを主に使うようになっているからです。私個人はカーボンの名前を出さない主義なのでいつも同じようなと思われている方もいらっしゃると思いますが基本私が使って理想的と思えないものは決して販売いたしません。性能対コスト比は決してかけ離れた比率では販売しておりません。ご安心ください。
津留崎 義孝
今後の情報としてトルザイトのフランジタイプのトップガイド販売を富士が先月末から受注を開始しております。最高級モデルとしての仕様で(恐らく作れば更に1万円↑アップ)トップを含むオールトルザイト化も年末ぐらいから可能になると思いますがここまで来るとシングル10を使うか8のダブルを使うかでロッドの性格にも影響がでる可能性があります。今秋発売のUCB73Lと73Mにはトップ10mmSICで他はオールダブルふっと最小8のトルザイトが使用されておりまがその結果を見てのロングロッドへの装着の判断かと思います。あくまで魚を釣る道具であるのでどこまで高級化すべきかは販売元としてまた釣り人として悩むところでございます。
●ユーザー割りに関して