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2018 １月加筆
●電動リールの　対等
手巻きでいいリールが出てきていますがその売り上げをスポイルする道具　電動リール（笑
も出てきています。電動リールは基本手巻きとは大きく違うタイミングやスピードを維持しながらルアーを操作できるという利点を持っておりハンディタイプの小型電動がブームになった２５年ほど前もジギングブームとともに一部の人にとりいれられておりましたが機構の問題やスペックなどの問題から煙が出たり焼きついたりと問題も多くなかなか手巻きに対する有効性を発揮できないままでしたが近年機構も変化しトラブルも少なくまともに使えるリールが増えてきました。また顧客の高齢化もあって電動リールの船上の割合は増えつつあるといえると思います。で　電動リール自体はジギングというつりではどうなのか？まあ基本手返しその他も考慮に入れても手巻きにひけをとらない結果を出せる可能性が高い道具といえると思います。（笑）
何故ならそのスピードに関してわれわれは電動のスピードに追いつくのは相当の筋力の持ち主でない限り追いつくことができないからでそのスピードは　５ノットに限りなく近くトローリングの標準レベルをクリアできるからです。早巻きやスロージャークといっても基本　遅すぎるわけで魚からは丸見えなわけです　それを深さによる見えにくさなどでカバーしているからつれているだけの話で実際は遅すぎて魚に止まって見えている可能性も否定できません。（笑
その反面　電動だとお構いなしに全速巻上げでシャクリ適当であげても普通にヒットします。電動だと底付５ｍでもすぐヒットしますが手巻きだと暫くしゃくっていないと食わなかったり　ボディに当たったりするケースも多いのに電動だと割に口にちゃんとかかるケースも多い事もあります。まあ「深さの問題もあるとは思いますが　浅い場合ほどその傾向は高い気がします。
つまりきっちり反応してヒットしている可能性が高いともいえると思います。もちろん日斑はあると思うし　人による斑もあるのでなんともいえませんが　魚を釣れという命令である場合それが最終目的なら　私個人は電動というかもしれないと思うわけです。実際使ってみるとそれぐらいの結果を出せるという意味合いでもあります。勿論趣味でありますので汗かくのがジギングという定義であるなら手巻きと思います。ただ　研究という意味合いでこの釣りを述べるなら、はっきり言って手巻きでは遅すぎるという現実を感じざるを得ません。そのうち２００ｍを１分足らずで巻き上げるリールも　４－５万円で販売されると思います。そうなったとき７０歳のお爺さんが隣で電動使ってぼこぼこにつってるのをにこやかに静観出来るのであればそれもよいかもしれませんが　金払って乗ったからには元とってやるわとか誰にも負けんわ！！的な釣りが身上の人は自分の体の能力的に負けている部分をどう穴埋めするのでしょうか？（笑）
まあ　ブッチャケ　船のジギングはこの電動のお陰で何々ジャーク等という茶番みたいな呪縛からアングラーを解き放つだろうとおもいます。あんなにモーター「ウインウイン」唸らせて適当にしゃくってっても普通にヒットする時点で下に居れば何でも釣れる的な感じになろうってもんです。ものすごい繊細なレクチャー受けても全てが電動全速でヒットする時点でハイオシマイって感じになってしまうからです。まあそれでも　ジグの種類や釣るレンジ等は勿論影響は多少ある可能性はあるので考えどころではあるとは思いますが何れにしろもしジギングを考えたいなら電動リールというアイテムを一度は使って見られることをお勧めします。（笑）決して魚は釣れなくなったりはしないでしょうむしろその逆になる人がほとんどのはずです。
まあ　人間と違って機械はサボりませんからね。底タッチアップから３０ｍ程度連続で巻くと疲れますけど　機械は平気ですから３０といわずに底タッチアップで６０ｍ－８０ｍ一気巻きも一日中やれるからです。結果的にどっちが手数が多くなるかは一目瞭然です。ただし　あくまで趣味ですからどこに目的を持ってくるか？が問題です。しかし　あなたがやっているジャークで釣った魚は本当にあなたが誘って釣ったのか？という問題が気になる場合　電動リールをお勧めします。（笑）

2016　2月加筆
●メタルジグの形態における変化と基本的な動きの違い。（2015・2月加筆
その時の使っているものが釣れるルアーであり使わないルアーが釣れないルアーであることを除いて基本的にどういうことを考えながらルアーのローテーションをするかという話です。

メタルジグには大きく分けて４つ（A-D）存在します。一つ目（A）はリーフ型　２つ目（B）は柳葉型平面　もう一つ（C）は３次元形状による重心分散型　４つ目（D）は丸断面の棒状です。
簡単な説明で分けるとすると

は一般的なティアードロップやそれに近いリーフ形状のものを指します。動きは早く引けば回転します。しかも大きめのサークルで回転しやすいのが特徴です。（回転？というところで解らない方のために説明しておきますが大きく言えば引き抵抗に対してスピナーブレイドやスプーン　弓ヅノ等の延長で考えてください。スプーンで言えばバーチカル（垂直）にスプーンを落として巻いてくると回転して上がってくるはずです。幅の広い狭い太い薄いで回転の幅は違いますが基本的にJIGも回転しています。ここまで書いて解らない人は中学校からやり直してください。（笑）。

基本的にはハードに素早く引くタイプのルアーではありません。その為ジャークレスポンスが鈍くなる深海系のジギングに使われることが多いわけです。もしくは俗にいうスロージャークと言われる釣りにもこういった少しの水流で動きが出るものが用いられます。見てのとおり幅が広ければ広いほどそのジャークに対するレスポンスは強く大きくなります。逆にリーフ形状自体が長さに対して横幅が狭くなるとジャークに対するレスポンスは鈍くなり素早く引いても回転しすぎて引きにくいなどの弊害をこうむることはなくなります。また長くなるとジャークとスラックの関連に対して慣性による横向きの距離すなわち横スライド幅の大きさが広くなる傾向が出てきます。これによる誘いを行いたい狙いたい方はそういった形状に対する違いによる選択が必要になるわけです。

まとめればAタイプは全長に対して幅が広い場合は少しの水流で動きが出るが慣性を利用してはっきりと横を向かすもしくは滑走させるというジャークアンドスラックテクニックに関しては使いにくいといえると思います。また少しの水流で動くということは基本的に早くスポットまで落ちないということがあり、当然ながらジギングの常である落としたもの勝ちみたいな釣りであると出遅れは必至です。

タイプはちょっと言えば平面打ち抜きタイプ。刀をそのままJIGにしたようなメタルジグです。こういうタイプはジャークに対してはそこまで大した動きは見せませんがその後のボディ側に水を受けるときに細かく回転してフラッシングするという特徴があります。つまりAの理屈の延長である長さと幅の割合が少なくなればなるほどジグはジャーク時に本体が回転して抵抗になるような事態は細かく少なくなり、その代わりスラック時の滑走距離が長くなり横向きの水流に対するフラッシングが顕著になるというものです。有名なヒラマサ用のJIGなどはたいていこの形状で作られております。ただ言えることは動きが細かいということは基本的に直ぐに止まりやすい、つまりアシストフック等のボディへの干渉によってせっかくの回転がうまく出来ないケースもあるということが言えると思います。

の様にそれをある程度ラインの抵抗がかかる側に重心を集中させて形状を作るルアーがあります。AやBのジグのいいところを伸ばす目的でそういった場所に作為的に重心を作るというものです。解りにくいといけないので例を挙げると当社でいえばSFSやFT、YLUジグ等です。こうしたものはジグの縦横比をある程度無視してもそれに近い動きを出すことができるというものです。FTなどは細かい回転を生むことができますし、SFSは強制的に横向きの沈下姿勢を作ることができるというものです。こうした形状のルアーはスロー用なのに早くもジャークできるなどのメリットがあり誘いに強弱を付けたい場合などに非常に有利に働きかけます。既にユーザの方はこのルアーの威力はハマると他を寄せ付けないものがあると理解されていると思います。昨年からスローからハイピッチに現場が移行しつつありますが縦横費の比率にとらわれない特異なジグを作ることができるのが特徴です。

タイプは近代型なのかどうかわかりませんが断面が丸というJIG細長いとその効果があるかは解りませんが基本的に角があればあるほどジャーク時やフォール時にジグ本体は回転しています。つまり糸を撚る様に回転している捻じれているという意味ですが丸の断面の場合ジャークによる回転は極力抑えられます。もちろん後ろにできる過流が大きくなれば振れそのものは出ると思いますが回転によって後ろに逃げるというう部分はなくなります。そうなると後ろにできる過流は他のものに比べると異なるものになりやすいと考えています。また扁平面がないので表面積が少なく重量が重たくなりますので高比重のJIGに近い過流ができ引き軽くなります。つまり、思いっきりジャークできないからスローに逃げていた方でもある程度のスピードでジャークしてもそこまで大きな抵抗がないといえると思います。その代り抵抗がない＝ジャークしてもブルブルしないというところになると思います。ただしそこに物があって何ぼの釣りであるジギングに関していえばある意味最強のアイテムといえると思います。

●JIG形状による考察。１４年７・１９日加筆
まあただの鉛の塊にして様々な形状が様々な理由で販売されています。
基本的にメタル及びソリッドのシンクボディは引っ張る方向のみにしか動きを与えられません。
簡単に言えばルアーには基本浮力が働きます。水より比重が軽ければそれは顕著に現れます、アクションをさせる目的でデザインする場合、浮力というのは非常に重要な役割を果たします。それを利用し魚の形をしたものを魚のように動かしているわけです。
シンキングになると浮力による効果が薄れ始めます。しかしそれでも比重の差や効果がある浮力を利用してデザインされています。シンキングペンシルやバイブレーション等がそれに当たると思います。しかし、メタルジグの場合は浮力による姿勢制御が難しく水の抵抗による沈下時の姿勢制御やジャークした時の水の抵抗によるハタメキを利用するぐらいしかありません。つまり余程の形状例えば鉄板バイブみたいな形状以外では姿勢を制御しにくいということがあげられます。

勿論、テンテンやシャビキ等の漁具にようなデザインを行えばそれは不可能というわけではありませんが基本単体で（タコスカートや大きな針の埋没を除く）で泳ぐのは先ずは少ないということを考えねばなりません。先に言った鉄板バイブも複合品であるので単体では不明な部分もあると思います。基本比重が重たいものほど受ける水流の量が一定である場合動きにくいということが言えます。例えばタンステンや鉄ーアルミなどの鉛以外の素材の場合当然のことながら比重の軽いものほど動き易いということがいえるでしょう。ただし水にたいしては慣性力、粘性なども問題になるので軽いから意図した動きになるとは限らないと思います。規則正しく動かす為には浮力の助けになるラインの抵抗を利用したなおかつ大きな比重バランス等の特別な形状をしていないといけないということです。
つまり鉛の棒の両端に環がついているものは、ルアーでいうところの横向きではスプーンのような動きはしてもバーティカルで自ら綺麗に泳ぐという動作はしていないともいえると思います。その不確かなものを人の技術もしくは船長の技術で魚に結び付けているというのが現在のＪＩＧＧＩＮＧということになると思います。
では巷で言われるどこそこのジグが良いとか悪いとかというのは果たして本当かという部分に注目すると思いますが、ここの所スロージギングが流行ったことで果たしてジグというものはどう動くべきかまたどうあるべきかという部分が混沌としてわかり難くなっています。
何故なら深いー深い水のそこの話を主観的に得て勝手に解釈して話をしているからです（笑）
先にも言ったようにジグは慣性を利用しない限りもしくは横に引っ張らない限り引っ張った方向の逆側にできる過流によって動いています。動くというより回転したり振れているという言い方が正しいでしょう。形によっては多少短辺方向にウォブルするかもしれません。しかし、その動きはどちらかといえばヒラマサ用のペンシル状態。潜って規則正しく動いたと思えば水面から飛び出して横向きになったり回ったりとそんな動きが曳くスピードによって割合が変わりまたランダムにそれが発生する状態であると考えられます。釣り人の性で遠くのものを規則正しく動かしている感覚というのはある意味魔法じみてまた名人じみて憧れのまた羨望の技術ではありますが、実質そんなことは物理的に不可能であり、現実はイメージでしかありません。そんなことはさておき、ではどの動きに魚が反応してヒットに結びついているのか？というところに我々の興味はある訳ですが私の個人的な見解としてはジグの過流やジャークによる波動と視覚的要素かな？と考えています。先日来丸い断面のJIGを使って実験しています。知ってのとおり丸い断面は過流も少なく断面に対して長さがあれば振れ自体も非常に少ない素直に水をくぐりやすい形状をしています。扁平ジグによくある回転も非常に少なくそれによる水流も起こりません。先に述べたウォブルも回転もなしのこの錘ですがいざ現場で使ってみるとまったくふつーに釣れるわけです。今までジギングの先生方が言われていた理論とはやや結果がちがいます（笑）おそらくこの感じでいけばスロージャークに６カク錘の２００号でも釣れたり、船鉛の１２０号をミディアムピッチで使えたりするっていうことかな？という話なのです。ジギングをしていると勿論魚に対してジグの嗜好的イメージを感じてローテーションすることは勿論あると思っていますが、丸い断面のジグが使えるか使えないかでいえば「使えるし意外につれる」ということがいえると思います。これによってまたもやジグ理論は更に混沌とするか？またはスッキリするかはわかりませんがそれを理解するうえでは大きな材料となることは間違いないと思っています。

ジギング補足１2年7月加筆

最近はスローが一般化してきました。ただ、言葉通りにスローなジャークでは基本的にジグは動いていない事が多いと思います。理由は基本ジグを動かすには慣性力を利用しなければなりません。例を挙げて説明すると、まずポイントについてジグを船から降ろすと最初の数十メートルジグはその特徴を匂わせます。落としている最中にある程度の加速がついてjigが独りでに動き始めるはずです。例えばスロージグだと横に滑走してまた暫くスピードが増して横に滑走してという具合にスライドアクションすることがあると思います。でもどんなジグもある程度ラインが出たら一定のスピードで落ちるようになると思います。つまり、弓で飛ばす矢と同じ理屈でジグはラインで引っ張られゆっくりながら横に動かずに下に落ちているということです。ボディの回転以外のアクションはなくただ落ちている。これはどんなジグにもいえると思います。　１００ｍ以深の根掛りラインブレイクを経験された方はラインの粘性抵抗がどれぐらいあるのか？という事が既にハッキリとわかっていらっしゃると思います。実際のジギングは潮流のムラ等でライン中ほどに大きな抵抗を抱えたりボートが居る表層と底潮の差などの関係で更に抵抗がかかっているというのは周知のことです。最近はPEが細く強くなり緩和する方向にはあると思いますが基本的な傾向としてそれを理解しておく必要があります。

では　それを踏まえて深い場所でスロージャークというのは果たしてジグは横を向いているでしょうか？という疑問がわいてきます。何故なら先ほどのラインの粘性抵抗の問題で縦に持った鉛筆を上下に動かすような動きになっている可能性があると思えるからです。ジグを動かす為には先端の鉛の比重差を利用して一時的にジグを加速させてジグのある先端部にスラックを作り頭を倒れさせて落とし横にスライドする方法しかありません。これはトップの硬いロッドならできますが現時点でいうところのスロー用でこれが出来ているかは基本疑問があります。柔らかいロッドでは自身が復元力が弱く瞬発力を出せないからです。それを踏まえると横を向ける動作は基本スローな扱い自体で出来ていない可能性があります。:先のある程度固いもしくは長いロッドでしゃくることでスラックを作るために加速を与えて、尚且つ横になりやすい形状のジグを使うならその状態にはなりやすいかと考えています。何れにしても柔らかいロッドをゴルフクラブの様に沢山持っていっても仕事になっているのかはやや怪しい感じがします。最近使っているのは長いベイトロッドやヒラマサキャスティング用のスピニングをジギングに使ったりしています。それは何故かと言うと、長いほうが動かしやすいからロッドが短いから竿の硬さやアクションが色々好みに分かれるわけですが、長いとスピニングのハイピッチはかなりつらいけどジャークの強弱も付けやすいしスローの操作も硬いながらにして割りに簡単です基本我々がやるジャークは出しているライン（特にジグの直上の）をどれぐらい弛緩させてジぐを動かすのか？というところにかかっているといえると思います。その為には粘性抵抗に関係なくジグに加速エネルギーを与えられるという事が基本必要かと思います。浅いところで検証している事が潮流や船のドラグ水の粘性抵抗そして波によってそのとおりになるためには引き上げるロッドやロッドを殺して加速的に巻き込むリールの力にかかっているということを理解しておく必要があると思います。ジグが横を向くのがスロージャークの極意というなら基本今の道具はその効果が出ているかというのは実際との相違があるきがします。ロングフォールにおいても先の抵抗の問題がありますので加速の付く重さのジグを使わない限りきっかけを与えたとしても実際はどう動いているかは疑問です。ただスローな扱いで実情釣れているわけですから理論は穴があっても釣り方に間違いは無いかと思います。これを知ることで確固たる理由付けや新しいメソッドの可能性はあるかと思われます。
狭いので確率を考える
ここで忘れてはいけないのが数学です。ボートの上で釣ると言う事は沖の瀬で釣るのと同じそれが動くという違いだけです。では瀬釣りで肩が触れんばかりに隣接することがあるでしょうか？そんな釣り場なら他に移動するのが通常のはずです。でも現実的に不可能となります。釣り場を制すには先ず人を制すこれが先ず先決になります　。先ずは分数の勉強からです。分母がでかいＡ船12人ＶＳ定員6人のＢ船との比較においてＡ60本　B船４０本釣れたとします。どっちが一人当たり釣れたか判りますか？これが案外判らない人が多いから不思議です。良く似た現象に宝くじ売り場の良く当たるといわれる売り場に人が殺到するという現象があります。分母がでかければ釣れる本数が多いのは当たり前、宝くじも売れた枚数が多ければ当たるのは当たり前です。　ただ宝くじと違うのは人数が少なければ一人当たりが当たる確率は飛躍的に上がるということです。先にも述べたとおり１５ｍの瀬も１０ｍの瀬も大して変わりはしません波に強いとか寝れるとかそういった釣り以外の利点が有れば、それも良いと思いますが釣りに関しては人数が多いと100害あって1利無し。というのが私の考えです。ジグの相乗効果もある程度考えて一船あたり6名あたりが理想的です。
船によっては釣り人はおろか船長もしくはデッキハンドまでジギングする半漁船もあります。年間２００回も乗ってお客の合間から竿を出せば釣れるのは当たり前です。分子が低い時にこれをやられるとお金払いたくなくなりますが、九州ではまだまだそういったモラルの低い船もあります。そういった船に乗る場合は必ず牽制の為に一言言っておくのが適当です。

それと船を良く見る必要があります。スパンカーがある場合船が立つということですからその日の風向きとポイントの潮の向きで大抵どっちからポイントを切るかということが判ります。スパンカーが無い船の場合スラスター（船の前側に付いているサブスクリュー）でも付いていなければ船はドテラで片弦からのみの釣りになりやすいということになります。ドテラもスパンカーによる釣りも船長の癖で有利に釣り座を決定する必要が有ります。俗にいうポールポジション争いです。10人程度の人間の間で釣り競争するのは褒められた事ではないし、それ以前にポイントの真上にジグを落とすわけですから、これで優劣を競うこと自体アホラシイ事です。しかし自分には負けたくは無いし０で帰れるほど人間が出来てはいないわけでそうすると目的は違えど人と魚を取り合う羽目になるということになります。

ジギングの原点における考察ジギングという行為において悩んでいる方からの質問事項を要約してジギングという行為について要点をまとめて書いておく事にします。まずジギングというつりの内容をわかりやすく定義するとします。釣堀を経営者側の視線でみたことがあるでしょうか？釣堀というのは人工的に魚を閉鎖空間で管理して釣らせる場所であるのですが実は内容はなかなかむずかしい部分があるのです。同一魚種というのは一見人括りで説明することが出来る共通の性質を持っていますが、釣においては若干斑があります。例えば１００キロの魚を池に入れたとします。養殖でルアーに対して免疫がない疑う事を知らない魚ではありますが。かといって全てが釣れるわけではないということなのです。つまりルアー釣堀を経営した場合、そこそこ釣れないと客が来ないので魚を入れるわけですが１００キロ入れても顧客を楽しませる魚は数割例えば３０％程度に過ぎません。残りの魚は他の食性があるのです。１００人の顧客に平均５キロ釣らせようと思えば５００キロではまったく足りないという事になります。船はポイントに魚を求めて船を止めるわけですが閉鎖空間でさえこういった状況であるわけなので魚個々が大きく違う可能性があると言うことなのです。つまり何でもヒットする魚や餌全般，生き餌のみまたルアーのみスロージャークのみただ巻きのみ等という偏りが見えるということなのです。また、自然な状況では釣堀のように客が帰ってから餌をあたえるという配慮はないので状況によっては全てが反応しないという事にもなりかねません。それが生き物の種の根絶を防ぐ方法のひとつでもあると思います。ですから決して特定の物のみでの釣果というのが認めらもするし認められない場合があるということではないかと思っています。ただその方法やパターンを圧倒的なといえる差として認識するには今の１０っぴき２０匹というレベルではちょっと難しいといえると思います。何故なら船の下にいる魚の数を数える事が出来ないからです。そこで結果評価になるわけですが結果評価は間違いも生みます。例えば、ジグの種類が横並びしやすい九州におけるジグの釣れている釣れていないというのは使う頻度頼る頻度にも影響が有ると思えるからです。　　
不思議なもので釣り人は恐れをいだきやすい方が多いです。特にボートの場合１５０００－２００００円の船賃を払っています。つまり場に１５０００円最初に出している関係上きっちり釣りたい貧果で終わりたくないという恐れを抱くわけです。気持ちはわかりますが１５０００出すのはお客であって釣らせ切れないのは船頭のポテンシャルの問題です。有名であろうがなかろうが先ずはそこで内に恐れをもっていかないように気をつけないとどっちがお客かわからなくなります。その恐れが人と同じものを選ばせ使わせている原因となっていることを先ずは理解し自分は何をしに来ているのかをよく考えることが必要です。まあ、釣りに対して対人的にMの人は仕方ないです。（爆）色々講習会で理屈を学ぶとは思いますがその理屈で全てを説明できるならとっくに魚は居なくなっているし釣り道具も色々必要にもなりません。先ずは内なる平穏を求めることが先決です。（笑　
ではどういった事をジギングでは釣り人が行うのか？釣り人がしなければならない事は魚の捕食深度をいち早く解明することです。そこから１０ｍを永遠に上げ下ろしするのがジギングと思ってはいけません。日によってはヒットゾーンがその4倍上とか水面下の場合もあるわけです。それを解明すればジャークで悩む以前に魚は簡単にヒットするようになると思います。その後魚のその日の食性に合った動きのパターンをつかむ事またはその為のジグの選定やタックルの選定が必要になるという事なのです。ただ先にも述べたように食性の偏りは有っても完全な肯定が出来るほどの解決策はなくルアーさえちゃんと操れていれば結果が日斑程度はあってもまったくないということはありえないと思います。最近では判っている人はそれぞれに独創的な動かし方を行っています。自分に釣れる魚を自分が出来る範囲で狙うというのが多くなってきました。

では基本的にはジグの動きはどういったことの連続でつれているのか？巷にはいろいろな笑えるような名前のジャークや操作があふれていますが。実は全て分解すると２つの動作の組み合わせでしかありません。それは加速パートとスラックパートに分ける事が出来ます。つまりジグを有る程度ロッドで引っ張って加速させて、その後スラックを与えてジグを惰性で泳がすこの組み合わせで出来ています。加速というとちょっとわからない人が居るかも知れませんがモノを動かす時動かし方に差が有るということなのです。ＡからＢにモノが動く時最初に１００のスピードを与えて動かすか、ゆっくりと動かし始めて最終的に１００で動かすかという違いのようなものです。勿論使うジグによってスピードはまちまちであると思います。引く距離も違いがあります。勿論それも同一のタックルの話しであってロッドやリールの仕様にその操作は大きく違ってくるでしょう。ですからいろいろなジャーク法があっても専用の竿というのは自分が出来れば特に必要というわけではありません。極端な話スロージャークをハオリやカプリスでしかできないというわけではないということなのです。別にロングジグでもジャーク時の加速の度合いとスラックの長ささえ取れればスローで使う事が出来るということなのです。勿論扱いやすい扱いにくいはあるでしょう。しかしそれはメタルジグやライン、リールにもいえることになります。基本的には水中のジグの動きを首振り程度で巻いてくるか、一回一回横を向くように操作するか？は釣り人のその日の操作のバリエーションの範疇にあるといえると思います。その行為がジギングという行為の根本と言って良いと思います。最近はジャークせずに釣る魚種もありますがジャークするという行為を付加した場合そういったことが魚のスイッチを入れる何かになるという事がいえると思います。つまり魚はジャークだけでつれているわけではないということです。ジグ個々に動かし方自体を換えずにジャークのリズム自体に頼ったやり方ではそのやり方にマッチしたジグにしか結果が出ないのはしごく当たり前の事といえると思います。これではワンパターンのシャクリプログラムのついた電動リールと同じです。趣味の根本がルアーで釣る魚釣りであるならそのあたりを追及する必要が有ると思います。魚に対する部分はそれがほぼ全てということになりますが。あとは同船者との駆け引きによる問題における技という部分が付加されて来ます。第一にポイントがスポットの場合船の入り方すなわち船上のどの部分からどういう風にポイントが切れているかこれが重要になってきます。これは船が通ってきた航跡が残っているので船長がどういう風にポイントを切ろうとしているのか？粗方知る手がかりになります。ただ潮流と風の関係で航跡どおりにならない場合もありますので船長の癖をＧＰＳプロッター上で航跡を確認して船のどっちからポイントが切れているか？を見ておく必要が有ります、これを確実に行えばほぼ魚に近い状態でジギングをしていることになりますので後は食わせ方という事になります。勿論キャストの出来ない船でも微妙なポイントへの投入のズラシなどを行って常にジグがポイントの海域で単独であることに勤める事です。この大きく分けて３つの要素を釣り人は駆使して組み合わせて釣りを行うことになりますが最初に述べた生き物ゆえの偏食があることからどのパターンにも一応の結果がついてくる可能性があります。ただその中でいろいろな見極めが必要になるという事なのです。ただ１０回や２０回行ったぐらいでは感じる事は難しいといえるかもしれません。ただ固められる部分は必ずあります。小さい部分から固めていけば自分なりの方向が見えてくると思います。尚且つ自分がタックルを使いこなせる事がなにより大事になってくると思います。
ジギングの極意その1
ジギングとはライトなものは別として体力が必要になります。逆にライトな釣ほどタックルに汎用性が出てくるしジグも何でも釣れる様になります。その理由は後で説明しますが。総合的には体力に合わせてもしくは成長する幅に合わせてタックルを選定する必要があります。上げ下ろしという単純な作業ですがロッドが10センチ短かったりハンドルが1センチ長かったりするだけで天国と地獄ほどの違いが出ます。別に行を行うわけではないので楽なら楽ほど良いと思います。ですから体への負担がなるだけ少ないものを選択する必要があると思います。
ではどういったものが使いやすいのか？先ずはロッドの長さです。ＰＥラインの登場により２００ｍほどラインが出ていても少しのロッドアクションでジグを動かすことが可能になりました。その結果ロッドの役目も若干変化したと思います。ジグをよりメリハリ良く動かす為に必要だった長さが必要でなくなってきました。ロッドは短く軽くなっていっています。何故ならのびのないＰＥラインなら素手でラインを持って煽る程度でジグが動くわけですから、長い必要が無いわけです。軸方向力（モーメントは）支点と力点が長いほど大きくなります。好き嫌いは別としてロッドが短ければ短いほどジグやシャクリ時の抵抗は少なくなるということです。そしてもうひとつロッドは曲がることによって短くもなります。ですがティップが柔らかいと抵抗に応じて手前にベンドが近づくわけで楽になりそうな感じがしますが実際はティップが曲がるとモゴモゴした感がありしゃくり難くなります。シャクルという動作を手で行わずロッドで行うのが通常ですが、竿はシャクれていてもジグが動いていない場合が有るのです。それがティップが柔らかいときです。ジャークすると言うことはロッドをいくら動かしたかということではなくロッドのトップ（一番先のガイド）がどれ位動いたかでジャークの幅が決まるわけです。ですからトップは余り曲がらない物がジャーク自体やりやすくなります。但しジグにも様々な重さや引き抵抗また深さによってもロッドにかかる負担が変るので、同じ様な感覚でジグをシャクル場合にはロッドのパワーを変える必要があるわけです。
リールシートの位置についても考える必要があります・例えばバスロッドのシングルハンドの６ｆｔとセミダブルの６，５ｆｔどちらが長いでしょうか？基本的に支点の位置が０とすれば手前がいくら長くてもロッドの長さは変わりはしません。支点はこの場合リールを持っているところになると思います。Aさんが６ｆｔのリアグリップ45㌢をBさんは６ｆｔのリアグリップ3８センチを購入したとします。同じロッドパワーだとするとどちらのモーメントがおおきいか？支点からトップの距離が長いBさんということになります。ただ厳密に言えば
同じブランクでの比較であった場合長さによってロッドが曲がりやすくなっているので極端に違わないかもしれませんが、大きくその使用感が変わるといえます。
基本的に手前にリールがあったほうがファイトがしやすくグリップが長く先にリールがあればあるほどファイトはしにくくなります。ジギングに関してはキャスティングを考える必要が無いので下ろして巻き取る行為と
ファイトのし易さのみにポイントを絞れます。
ここで考えなくてはならないのは自分の体力の問題です。どうやってシャクルか？どうやってファイトするか？ということです。シャクリやファイトにおいてギンバルに予めさして行う場合と脇に挟んでシャクリフッキングしてもそのままファイトして疲れてきてからギンバルにさしなおすという場合があります。ロッドは長ければきついですがギンバルにセットした状態でしゃくるので有れば手のみでシャクル場合より長くても疲れにくい利点が有ります。ただシャクリのバリエーションが慣れないと出しにくく半身を固定させなくてはならないという不利な面があります。一方腋にはさんで行うジギングは腕力さえあればなかなか合理的なジギングが可能です。ただ腋にはさむ事におもきをおいた場合グリップが長くなりがちになります。通常腋にはさんだ手シャクリのスタイルで最後までファイト出来る人は１０人中１－２人程です。大抵はギンバルや足の付け根辺りに竿尻をつけてファイトするのが通常です。そうなると先にも述べたリアグリップの長さが長くてリールが遠くて捕り回しが悪いという状況になる場合があるのです。自分のファイトのタイプやテンションの増減（魚の大小）においてファイトのやり方が変わってくるのでそれにあわせたタックルの選定をするのがベストになります。しかしファイトかシャクリのどっちを我慢するかと言われた場合よっぽどファイトが難しい魚以外はシャクリにウェイトをおきます。。何故なら操作が魚を連れて来るわけですからいつ来るか判らない魚に合わせるより魚との出会いのチャンスを増やす方が第一です。
ジギングの極意その２
船長の癖を考える。船の癖や船長の癖　現地の潮の流れと出船可能時の風向きなどからポイントに対する船のアプローチを予測することがこのつりを制する１つの方法でもあります。船がポイントに着くまで寝て過ごしOKがでてから沈めてしゃくるだけでは漁獲はあがりません。船は通常ポイントを一旦魚探で切った後船を止める。そしてポイントを切るように流すのが通常です。船長や魚群によっては数回ポイントで旋回する場合もありますがいずれか船は航跡上にポイントを示して止まります。深い場所は相違が生じますが８０ｍかそこいらでは先ず間違いなくそうなるはずです。簡単に言えば航跡の方向にルアーが流れる様にすればよいわけです。船はスパンカーがある場合風に船が立つ状態になるわけですから様々な方向からポイントに入ります。ポイントと船の相互関係さえある程度わかればどちら側からポイントを切るか？が判る訳ですから端にいればたとえポイントに入る側でなくても多少の調整が効くはずです。端でなくてもタイミングを多少ずらすことで排他的なジグの落とし方が出来るということです。この基本が判れば後は当日の風の向きと潮の向きが判っていればどちらがポイントに入るか判ります。それを踏まえて場所を早めに設定することもジギングで釣る上では大事なことです。潮と風の向きがまちまちなのでどっちに流れているか？判らない人もいると思いますそういう人はなるだけプロッターが見える場所で感じをつかむか？もしくはジグを引きずってみれば直ぐにわかります。

ジグのポイント到達の早さ
ジグの落ちるスピードは使用するラインやジグの形状などでまちまちになります。同じタイミングで同じ重さのジグを落としているジギングでも多少のタイムラグが出てきます。ジグを斜めに投げるように落とした場合最初の十数mがスプーンのようにヒラヒラと振れてしまうので遅くなってしまいます。入れたモン勝ちであるなら風による糸ふけやジグのふらつきが無い様に投入直後に一旦スピードを落として上下をはっきりさせて一気にフリーにする方が早く落ちます。また風でラインが大きくふける場合は着水時に一旦ラインをはってからティップを水につけてラインを空中にふけない様に押さえることも必要です。ラインがふければふけるほど抵抗が増えジグの着低が遅れます。
勿論ジグを重くすることでポイント到達は早くなりますが、ジグに関してサイズのマッチングがたまにあるのでおもけれでいいということではありません。重いとロッドの反発力もかわり人間の力もあるのでジグ自体の動きにも切れが無くなったりしてきます。しかし先にも述べたポイントが水の上に示される一時の間にポイントを直撃して釣ることは大事なことです。ですからポイント到達の効率を常に考えたジグ選択の必要があると思います。
ジグの違いについて
ジグには色々な形が存在します。事バーチカルにおいて言及するとすれば、パーッケージにうたわれている色々な広告文句が顕著に製品の性能に反映していない場合があります。例えばロングジグです。ロングジグはジャーク時の指向性において独特の動きをだして魚を誘うわけですが、ジグが泳ぐ水の粘性や比重、リーダーの抵抗、ロッドの硬さ等によって、広告にウタワレテイル程の効果が出にくい場合があります。
例えば２００ｇでは滑空が長かったジグも８０ｇでは極端に滑空しなくなるということです。ですからキャスティングするような軽いジグにおいてそういった効果をジグに求めるのはかなり難しくなるということでうsわけです。違いといえばジャーク時の回転のフォルムと斜め引き時の一瞬のスラック時の動きぐらいです。
小さなジグ自体極論を言えばサイズやフォルムがある程度マッチしていれば何でもヒットしてしまう可能性があるとおもいます。小型の１５００円のツルジグと２００円のカートルアーの違いを説明するのはかなり難しいといえます。ただサイズが大きくなれば水の切れがハッキリしてきますのでより大型化して多少賢くなった魚にはジグが出す水を切る音や動きに対して嗜好が影響する可能性があると思います。
ジグの水の抵抗は最大断面部の表面積が大きいものが抵抗大で後は長さによる粘性抵抗が問題になる程度です。基本的にブレイド型は波動が起こりやすく棒状のものは波動が起こりにくい抵抗が少ないものが多いです。
ジギングの極意３
ジャークを考える。船はポイントの真上しかも他にも人が乗っているこの状況で釣り人個々が出来ることは非常に少なく先に述べいる内容以外で釣り人がすることは、ジグの操作ぐらいです。実際ジャークが釣果を決める場合があるような気になる時もあるが現時点でははっきりと言及するにはデータが不十分です。ただジギングにおいて釣り人が最大に自由に出来るパートでありこれにおもきを置かねば我々は単なる生体巻き上げ機でしか有りません。
基本はワンピッチ
ロッドを一回シャクッてリールを巻き取る。これが今のジギングの基本となっています。言葉で言えば簡単ですが人によってジグの動きは微妙に違って来るようです。タックルによって違いが出る場合も当然ありますリールの１回転といってもその長さはかなり違いが出てきますし。ロッドティップの曲がりもジャーク幅に影響してきます。ですから当人が同じシャクリを行ってもタックルが違えば厳密にはジグの動きは違うわけです。ジグをしゃくるのは魚を釣る為ですが。メタルジグのいったい何が魚の捕食本能をくすぐるのか？ジグ自体が出す泳ぎ？フォルム？それもある程度あるかもしれませんが、ジャークによって釣果に差が出ると仮定すれば、水を切る音や基本的な動きではないかと思われる節があります。水中で急激な質量の移動があれば水の中で音がします。つまりジャークの強弱やメリハリで起こる音が違うということです。またアシストフックがボディを叩く音もすると思います。それにジグが起こす乱流が加わると思います。魚が音を感知する能力は体長の２－３倍視覚は更に悪いと言われていますがあくまで人間の基準による測定であり感覚で言うところの第６感あたりがあるのかも知れません。光が殆ど届かない水底において水の中をすばやく伝わる音こそ魚を最も遠くから引き寄せることが出来うる可能性を秘めています。近づけば水流や視覚的要素によって魚を誘うと思いますが根本的にはそうではないかと思われます。そう仮定すればジグを単にしゃくれるという方向ではなくある程度のバリエーションが出せるようにロッドを選択する必要があると思います。なんｇまでしゃくれるか？では無くどういう風にシャクレルか？ではないでしょうか？リールの選択も同様で巻きにくいより巻きやすいものを選ぶことが必要です。ハンドルの長さやベイトとスピニングのように重心が不安定なベイトより根本的な安定の優劣が決まっているスピニングの方が使いやすくなります。
船が止まり下から見れば機雷のようにメタルジグが一斉に底に向かうわけですがたいした距離も離れずにジグが落ちてきて一斉に上に向かって泳ぎ始める。１隻あたりの結果を出すならこれほど効率の良い事はないですが問題は個人でありどれにヒットするかが問題なわけでその他の条件がレベルであれば魅力的な動きのジグに目が行く可能性を考えなくてはいけません。
ロッドは硬いほうが良いのか？
ロッドは魚も釣りますが体力も同時に削ぐ諸刃の剣です。ですから当然のことながらその比率を個人別に設定しなくてはいけません。ジャークをさせるということはジグを滑走させる為かドッグウォークさせるのかまた回転させて誘うか？になります。ですからそれぞれに特化したものが良いかと思われます。抵抗の激しい平型のツルジグやハオリ系ならズルーッと引っ張れば良いので柔らかくても問題は無いですが、先の事を考えると他人と同じでは伸び悩む可能性が有ります。波動の強弱や音が必要であるなら、強くもしくは早くしゃくれるものが必要になってきます。かけるという目的に照らせばロッドはファイトに対してではなく操作面で硬い必要がありますｌ。でなければそれだけのスピードでしゃくれる長さが必要です。ただ何回も言うようですがティップが動く幅がジグの動き幅なので長くても柔らかすぎはジグが動きません。
ジャークで本当に魚釣りの明暗が分かれるのか？
それは私も釣り人ですから強く信じたいところですが、私の実験データによればジャークが必ずしも関係しているとは限らないという結果もでています。ズブの素人を何回も釣れて行ってジギングさせてみていますがシャクリが上手でもボーズにはなりますし、シャクリが下手でも竿頭になることもあります。確かに魚別にジャークの傾向はあるような気がしますが実際データを取ってみるとそうとも言い切れないところがあります。残念なデータですがジャークが関係ないと認めざるを得ない日も多々あるようです。
ですから見本市や講習会でジャークのことを事細かに指導しても正解とは言い切れず。私自身のそういった不確かなことへの言及を避けるブレーキとなっているのも事実です。確かに魔法の様に釣る人間はいますがそれがいつもではなく継続していない以上それを押し通して言及するのは正論とは言い切れません。
釣れない時悩む事がジャークかルアーローテーション以外あんまり無いのが原因だと思います。釣りは残念なことにデータをとるにも釣り人個々に得てかってですし、おまけに常に1組の釣具しか試せませんので主観が入りやすいです。長いスパンでみておおむね使えるジャークというのが存在する可能性は有りますが、素人の生徒と釣りにいくたびに世間で言われていることの逆の事態を体験すると懐疑的にならざるを得ません。魚やポイントとの関連も考える必要があり相手が生き物である以上、釣ったか？釣れたか？にかんしてはっきりとはいえない可能性が多々あります。そういった背景があるので他人の講釈などに惑わされず好きにシャクッテ遊んで帰れればと思います。
根かかりをどうするか？
ジグ一旦ボトムに付けていると必ずいつかは根かかりします。ただ最近はタックル特にラインが強くなってきましたので昔のようにスプールを手で抑えて引っ張ればいいというわけにはいきません。ベアリングがつぶれたりギアがいかれたり、ローターアームがちぎれたりするからです。リールも高級なので出来れば負担が無いようにする必要が有ります。そこでホームセンターで黒ゴムのシートを買ってきて手のひらに握りやすい直径１５ｍｍから２０mmの丸棒に瞬間接着剤で一巻きしてゴム棒を作ります。市販品ではザウルスが出していたPE結束用のゴム棒あたりが最適です。作る場合も長さ１５－２０センチ程にしておきます。使用するラインが太い場合は食い込み防止として棒の直径を太くしておくのも良いです。また木の棒で作っておくとジグが底から離れた時そのまま手を離せば自動的に解けます万一海に落ちても浮いた物を回収すれば終わりです。安く作れるので
沢山作っておけば便利です。
根がかりしたらラインの余分を多めにとって棒の端から７－９回重ならないように巻きます。その上から手でしっかりと握り引っ張ります。巻いたゴムが滑るようであればロッド側の糸をしっかり引っ張っておくか巻き数を多くします。石鯛つり用のリング状のものがありますがあれはラインが重なるから止めておいた方が良いです。
ジグ設計における運動力と重量の関連性において
色々なうたい文句でジグが販売されています。我々設計者が先ず試作するジグのサイズは小さいものをターゲットにしていても実は３００ｇ－４００ｇはあります。基本的な動きを見るために他と顕著な違いを出すためには微妙な違いを感じる必要が有りそういったサイズでの試作の方がよりわかりやすいということです。。実のところ１００ｇ以下のジグは釣り人が持っている基礎的な力の問題もあり余程の形状の違いがない限り似たり寄ったりな動きになりやすいのです。なぜそうなるか？それはシステムとジグ自体が受ける水流の問題と考えています。たとえばジギングにおいてダートさせやすいジグを使いたいと考えたとしましょう。１００ｇと３００ｇ交互に使った時リーダーごと交換する人は多分いないはずです。ジグにも色々あります中でもダートタイプのジグはプラグでいえばペンシルベイトのような水キレが必要になってきます。ただココで問題なのはどれくらい滑走させるかということです。長く滑走するということは同じ方向にエネルギーが集中しないと出来ません。ということは思い描く長ーい滑走をさせる為にはジグ自体の水の振れは勿論、リーダーの水抵抗またフックの抵抗すら考えておかねばなりません。そのロスに対するそのジグの効果を考える必要が出てくるということです。例を挙げれば８０ポンドのリーダーと５０ポンドのリーダーではルアーがダートで水平を保つ距離は自ずと差が出てしまうということです。テールフックとアシストを使った場合とアシストフック自体がジグに対して大きい場合なども同様にルアーの動きを阻害する場合があると考えておいた方が良いかと思います。

滑走タイプを例にとってお話しましたが。これはスイムタイプのジグにも言えることです。ジグの動きにこだわる人は勿論フックサイズやリーダーの太さにも気を使う必要があります。勿論その人が操作するロッドや本人の操作の問題も大きく影響します。
それを考えるとジグの表示がおかしいことに気づくはずです。基本操作データが記載されていないからです。たとえばダートジグですが３００ｇなら顕著にダートしていたジグも１００ｇになると広告どうりにはいかないということになります。まあまるきり嘘というわけでは有りませんが物理的にそういったことが難しくなるという言い方が正しいといえると思います。違いが顕著でなくなるという言い方でも良いかとおもいます。ユーザー側としてはそういったことを踏まえての購入や現場での選択が必要となってくるのではと思います。傾向としては小型になればなるほど個々の違いは小さくなるということです。基本的にはプラグと同じで
ある程度の大きさ及び重さが無いと整流効果や慣性が働きにくいということになります。勿論それなりに小さく扱えば有用だと思いますし。軽いなりにシャローや斜め引きで使えば形状の差が出やすくなります。
大まかに言えば
基本的にテール重心のジグはスラックを作った時にはテール側がヘッドを追い越す動きをするので滑走というよりドッグウォークに近い動きをします。ワンピッチで釣るジグの殆どがこの部類に入ります・テール重心があまりに大きいもしくは頭の部分の水の抵抗が大きいものはテールフックをつけているとリーダーと絡んでしまう現象が起こりやすくなります。またテール重心ということはラインを結んでいる頭側が軽くて慣性がつきにくくリーダーやアシストの抵抗に左右されやすいといえます。
一方センターからややヘッド側に重心があるものは
テールが暴れにくく引く方向に対して素直な追従をするものが多いです。勿論ボディ長さが短ければ整流効果が薄れ振れるようになるのでセンターからヘッドのバランスでも滑走はしません。このショートタイプのリーフ型のジグ等のしみタイプに関しては
ある程度のリーダーの太さによるスイムバランスの崩れはないと思います。しかしアシストフックのサイズに関してはルアーサイズに対して大小が動きに影響を及ぼすと考えて良いと思います。たとえばアシストの向き等ですがこだわるなら取り付け位置にも工夫があったほうが良いと思います。適当に一本フックを対称面側のどちらかに偏って出したとすればそれは回転の原因となる可能性があると思います。特にショートジグに関してはそういったことが必要になってくるといえると思います。

続く


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