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釣る先塾2013冬講座


11月から2月にかけて海水温は下降の一途をたどる。例えば風呂に入っていたとしよう41度の風呂に入っていてたった2度だが水温が下がったら誰もがぬるくなったと思うだろう。水温20度の水が17度に下がればどうだろうか?40度の風呂にして6度水温が下がった比率と同じである。魚と同じでもし裸ならおそらく水に慣れるのに時間がかかるはずである。その下降の始めにあたる寒波の入る時期は特にその活性の低下時期なのだ。ターゲット本体のみというわけでもなくベイトとなる小魚も水温の低くなりやすい海岸よりやや沖目にいる場合が多くそれがシケによる表層流によって海岸に接岸し結果ベイトに付いて回っている捕食魚が釣れるという状況になる。そしてヒラスズキはサラシてる時にいくという鉄板パターンが出来上がるのである。人間を除いて彼らは個体生命維持と繁殖による種の維持がメインとなるはずである。では自分が魚だったら海が時化るまでご飯食べないか?それはおかしいはなしである。出来るならご飯に付いて回ってジャンジャンご飯食べれるようにするだろう。磯の釣りというのは今までサラシというストラクチャー周りで行われてきているのだが基本的パターンが出来上がりすぎてこれ以上発展しようもないし、逆に依存度が高すぎてサラシがないと釣れないとまで言われる状況となっている。確かにサラシがあれば食わせやすい。それは間違いない。しかしそれが全てというわけではない 何故なら彼らの生活の基盤となる場所が沖よりのスリットなどである場合そのつり方を構築できないし効率的とは言えないからだ。ショアーからの釣りの場合それを踏まえて構築していく必要があるのである。

 

凪に釣る。

パート1ビデオでカレントを利用して釣りをする映像がある。サラシ以外で岸よりで魚を釣る方法のひとつである。ベイトが直接的に潮流で押されるのでそれを利用している魚が居るわけでよく潮目に朝方ボイルを発見したりするのはこの状況である場合が多い。通常朝の暗いうちやライズがある場合はサーフェスかアンダーサーフェス(えいそうが極めて水面に近いルアー)などサイズをみて投入することで釣りをすることが出来る。一方日中はあんまりカラカラ音がしないものが望ましいが水面にたまに泡を噛むぐらいの全速で沖から数回曳いて見て様子を見る。大抵居るところがわかっている場合このパターンでヒットする。大抵案内した釣り人は全速で巻けといっても意味がわからずミディアムリトリーブになってしまいごまかし切れずにアマガミされてばれるという失態を繰り返す。選択するルアーだがなるだけ小さいほうがよいが状況による。何故なら遠くからもってくる必要があるからで、目的は沖からも魚を持ってくるという考え方なので 魚が擦れにくい程度のものを素早く一瞬フラッシュさせて興味を持たせることに目的がある。そしてある程度のところでスローにしたりロッドを上げて水面ギリギリにしたり一瞬ストップしたり 小さなサラシがあるなら立ち位置をややバックしてそこでストップしたりというふうに誘う。

漁夫の利の利用

魚を一匹釣ると他に魚が付いてくる場合がある。やつらも不思議なもので群れで4−5匹固まっていて最初反応しなかったのにリアクションか何かで一匹釣ると他の魚もヒットするようになる。青物とのセットで考えることが多い 最初に沖よりで青物を引っ張ってくると他の青物も付いてくるそれに反応してシーバスも付いてくる。他のケースでいえばポッパーにダツが群れて付いて結果それより大きな魚が釣れるというものである。「おやっ、餌みたいのがあるぞ俺食おうかな?いやお前食うなら俺が先に食うよ」。とか「沖に居たけどみんな岸側でバタバタやってるから岸に行ってみよう」みたいなのは結構多い。実際そう考えるとは限らないと思うが、人間ですらラーメン屋前の行列、流行のコピーなどやるわけで生きる為に食べる彼らの場合、余計にそれは顕著であるはずである。サラシのみひいて今日は釣れないではなく沖の状況も考慮した釣りの組み立てはより充足感を得られるはずである。数回は沖からルアーを曳いてポイントを自分で作るという行為を行うのも有効である。良くある話で先行させたビギナーの手記で後から入ったプロがポイントを動かずに釣って感心したなんて賞賛の話が書かれるが基本マイグレーションに当たったか自分でポイントを作れたかの話である。知らない人には不思議に映るがこうした説明を入れれば別に凄い話というわけではない。本人がそれを知ってるかどうかも定かではない(笑)ルアー釣りというのは常に一個のルアーと一匹の魚というわけではないこれを主に利用して釣っていると思えるつりはスロージギング タイラバ ポッピングなど様々である。ルアーの周りの活性をあげて結果的に本命を釣るこの釣り方の理屈は知っておいて損はない。

凪の日はタックルを落としてみる。

何時も長いロッドを使っているとやや釣り方がワンパターン化する。当然である。投げられるルアーのサイズはおろか操作面でも細かい作業はやりにくい。長いロッドでやれない細かいルアーの操作や太いリーダーやメインラインでは上手くいかなかったナチュラルなリトリーブなどはかかった後のことを考えなければ案外簡単である。特に数回横向きに曳いて何も居ないポイントで細かいジャークやトゥイッチを強く何回も入れていると群れが浮き上がってきてヒットなんて事も普通に起こる。

魚の食い方を利用する。

ヒラスズキは通常横に追いかけて平行に餌を食うタイプの魚ではない、下から突き上げる様に餌を食うタイプの魚である。そのため水平に曳いているルアーとの接点は直交する一点となる場合が多いのである。そこで彼らのライズするタイミングをいかに上手くわかっているかがかぎとなりやすい勿論追いかけて食うものも居るので斜め下方からというパターンもあるがいずれにしろ捕食が上手い魚ではない。そのためこちら側で調整して誘いを行う必要があるのである。魚がやる気になってステイしている場所もしくは沖から一旦安全と思える場所に陣をとり直す。そこから捕食活動をするわけだがそこからの距離がヒット数や状態に影響を及ぼすと考えている。そのためその前上に達した時のルアーの見せ方が鍵となると考えているのである。よくショートバイトしますとか外れやすいというのはこのあたりをちゃんと調整できていない場合がおおいのである。竿やルアーを交換する前に自分の脳みそを交換する必要がある。(笑 最近は魚の食い方もやや変わってきて大きくなればなるほどそのあたりを考慮したスロー系やナチュラルサイズなものの方がヒットさせやすいケースが多い。特にサラシが薄くて海が静かな時 重心移動の付いたカタカタ音のする中空タイプのルアーはインパクトは良いが飽きられやすいので注意が必要である。それと足場によっては深く行き過ぎてしまう傾向がありなるだけ浅く使う工夫をしたほうがヒットさせやすい。逆に深くという方向で狙う場合回数は少なく飽きられないうちに釣る必要があるので動きの小さいバイブレーションやバスで使うDDタイプのシャッドタイプを使うが使うならルアーロテーションでは一番最後にしたほうが魚が沈み過ぎないのでよいと思う。ポイントにマイルドに安全に釣りするのであれば18gのメタルジグやそれに似たサイズのシンキングペンシルも効果を発揮するが遠くから魚を持ってくるという役割はいまひとつなので使いどころを考えないと????な結果になりやすい。総じて基本的にルアーというよりフライを投げているような感じで操作したほうが魚は釣れやすい。

 ここ2週間11月中旬から末にかけての15日間の結果

ベイトのサイズは今回10センチサイズ的に100Tと同じサイズで実際、このサイズが一番釣れた。バイブレーションも一部使うがそこまで多用しないほうが釣れる。インパクトはあるが基本横向きのルアーなので留めによる効果がで難いということが一番の理由である。ロッドは数を稼ぐために88Lを使用PE1.2号 リーダー35ポンド新サイズのトゥルーラウンド 90D 100Tあたりがメインルアーとなった。
全体的にサイズに対するセレクティぶな感覚が伝わってくる現場であった。途中4mの大シケになったのでそこでは11ftを使用して
TR115とシメバイブを使用。凪戻りでは再び88Lでのライトな釣りで数を伸ばした。今後は更に魚の動き幅が少なくなるはずなのでそれに留意したポイント選択 水温の変わりにくいドン深な場所。ヒラスズキ釣り場としてはいまひとつという場所のほうが冬場の数を伸ばす場合には有効となる場合が多い。

 




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