ヒラスズキ釣りの修行もそこそこに今年は早くも2回ここに来てしまった。
特別釣れる訳ではないが(トカラの約半分ぐらい)好きにやりたい派の私にして
ここは結構落ち着く場所である。


那覇からいつものようにフェリーに乗って大東に向かうこれも結構なれた。
というか今年はしけていないからであるがトイレに行くたびに強烈な揺れと
衝撃に悩むひとはお勧めできない。


このフェリーのたびの終点には面白いアトラクションが待っている。これもあと数年で
港が出来てしまえば消えてしまうだろう。


フェリー大東は先月から約2週間ドック入りで運休していた。これを狙ってきてみたが
飛行機があるということに気づいた。
まあこの時期に来て見たかったのは事実である。3月の極寒い状況で2回来たが
一回でいいから普通に魚釣り出来る磯に来て見たかった。今回はオフショアーというより
ショアーを中心にゲームを組み立てるのが目的であった。


やはり6月ともなると海の色がいい感じである。
うろうろして小さくてもいいからいっぱい釣れればそれが楽しいだろうと考えていたが
ちと甘い考えだった。早速午後から郵便局から荷物を取ってきて軽くショアジギロッドで
行ってみることにする。



ハーリーが終わるとカジマイのあと沖縄は南の風が安定して吹くようになる。
それはここも同じであろう。3月にはあれほど人を拒んでいた北向きの磯は
大人しく凪いでいた。


もし、自分がおいしい物を食べに行っていくつかある料理を食べるとき
おいしい物を後に食べるか?先に食べるか?考えたことがあるだろうか?
私は絶対に先に食べるほうである。何故ならもたもたして何らかの原因で
食べられなくなる可能性が在るからである。


ということで一番有望そうな空港近辺の磯に行くことにした。今回はミノーのテストも兼ねているので
st56をつけた135のミノーを使ってみる。スリットの上を一瞬横切るように誘いをかけるとルアーが魚に弾かれる。
初っ端からいい感じと思いつつ3投目にとんでもない強力なのがヒットして5分ほどファイトしたのちに
フックが伸びて外れた。フック1ッポンならテコの原理で曲がるとは思うが
2本ともスッパリ曲がって帰ってきたのには驚いた。
その後も20キロぐらいまでのGTやカスミアジが貧弱なフックのルアー達に襲い掛かりフックを伸ばしまくった。
ラインは60ポンド4号でリーダーはフロロ80ポンドである。テンションは約6キロぐらいはかけている。

多分磯にこすり付けて外されている可能性も多分にあると思う。
シングルフックならそうも行かないがこの場合かなり分が悪い。明日はもっと
大きいタックルの必要があるだろう。


夕方暮れる15分前にショアージギに西港の岸壁に行ってみたら民宿26荘の
チーフが獲った蛸をつまみに若者が集まっていた。他の島のように砂浜もなく
観光産業からは1線引いた感じのこの島だが案外若者は多く見かける。


西港に沈む夕日。


次の日早朝船に乗って遊んでみる。6月の海がどんなものか知りたかった。
ただ最近はパヤオが出来て島にマグロが来なくなったらしい港が出来た南港
からは船がパヤオに向けて出ているらしい。しかし北の船はパヤオまで行くことは難しい。
ある意味港が出来ればこの島の漁業も変るだろう。


一見どこも深そうなこの島の周りだが北向きには大きな曽根がいくつかあって水深は60−80が続く場所がある。
そこでジグルト色々な魚がヒットする。

6月ともなるとマグロは入れ食いか?と思っていたが案外シビアいなかなか釣れない。
半日やってやっと15キロぐらいのが1本釣れたのみだった。

昼には船を下り磯へ行く昨日の事があったのでちょっとパワーアップ
ラインは10号リーダーフロロ100ポンドあたりで北港近辺に行く。ここは春にコハグラ君がいいサイズの
GTをランディングで落とした場所である。SC190でアオチビキがヒットした。
竿が大人ない竿だったのであんまり面白くない。


というかサイズをトコトン落とさないと水面のコンタクトは難しい感じが痛いほど伝わってくる。
あとで聞いたがこのあたりは今回これの大群がいたらしくそこかしこでこいつがコンタクトしてきた。


次回雷魚タックルとカエルを持っていって潮溜まりでこいつを釣ろうと思う結構アグレッシブに食い付くので
忍び足で釣っていけば結構つれて面白そうである。

とりあえず重いタックルを持ってマグロ崎まで歩いてみたが
初日のラッシュが嘘のようにポイントは沈黙していた。

ゴーやチャンプルと鳥汁?ヤギじゃなくてよかった。
1泊3食付4800円26荘は素晴らしい。