ようやく春っぽくなってきましたね。
スタッフ西川です。

今回、長崎は平島、3人で二泊三日の旅(予定)。
実は僕も3回目で場所を色々聞いての釣行。

26日の夕方平島に到着。

暗くなるまで晩飯用のイカに相手をしてもらい本日は就寝。



 

スタッフ尾崎(以後ジャンボ)はイカより魚に好かれてるみたい。



27日、朝になり昨夜決めていたポイントに入るが、反応なし。





海の状況は悪くないがあたらない。

皆、思い思いの場所で投げ続け、口火を切ったのは、ジャンボ。

 



が、食いが浅いのか外に掛かっている。


それから、潮の流れが急に変わり、アタリがいきなり出だしヒット。FCL初のリップミノー。



HKTM95。リップレスにはリップレスの良さがあるが、リップにはリップの良さがあり、泳ぎだしが良く小刻みな動き。

着水してからのアピールの速さはリップレスより勝っている。
これが吉と出るか凶と出るかは状況によって異なるが、うまく使い分けると吉に繋がっていく。


同タイミングで、同行の山内君にもヒット。若干サイズは落ちてはいるが、ルアーのサイズは僕のより5センチほど大きかった。




その後もサイズはいい。

 



彼らの釣りを見ているとサラシの中で食わせているみたいで、割と粘って掛けているみたい。

 



僕はどちらかと言うと、最初のアタリで掛かる事が多く遊泳層も15センチ位潜り気味。
浮かせてても掛かるけど少しは潜ってたほうが魚も捕食しやすいのかな?

少し思考を変えSPPスリム110。サラシの先を狙ってみる。
良く飛び層もやや深めを意識してみる。
2度バラし3度目の正直。サイズは落ちていない。この一匹で判断するのはどうかと思うが、層を考慮し釣りをするのが1つの策かなと。
が、デメリットもあり、やはり早めに勝負をつけないと表層を攻めるよりスレが早い気がする。

 



アタリが無くなり同じ立ち位置で110YS、100Tを投げてみるとヒット。やっぱりリップレスにもまだまだお世話にならないといけないみたい。


 

  

やはりローテーションは大事なようで多分魚にも好みはあると思う。

帰りながらよさそうだったポイントを打ってみるも小型しか反応しなかった。



次のポイントまでは藪こぎ。

 

僕は青物中心でジグ&ペンシルを投げるも一回当たっただけでフックアップにはいたらなかった。
車に戻り、港でイカに癒してもらい就寝。



28日最終日、夜明けに起床。
風と波が想像以上に激しく、朝一の便で帰れるか不安になりフェリー会社に連絡をとってみた。

「おはようございます。あの〜お聞きしたいことがあるのですが、今日フェリーでます?」

「欠航ですよ。」
・・・即答(苦笑)

どうしようもないので次の日の予約をし、同行の山内君がまず会社に連絡を入れないといけないので待合所で待機。

その間、コンロのガスと水、食料が尽きそうだったので島唯一の商店を探し、羊羹など糖分含め買いだめ。
会社に連絡と買い物が終わったので、もう後は余った時間を釣りに使うだけ。笑

ポイントに向かおうとしたとき、僕の携帯がなった。相手はフェリー会社。

・・・・・・嫌な予感。


「西川さんでしょうか?大変申し訳ないのですが、29日の便も欠航になってしまいまして、30日の便で予約を入れておきます。すいません。」

なぜかFCLの社○が高笑いする姿が頭をよぎった。

本土に渡る便は一日一便・・・どうあがいても帰れないのです(苦笑)
仕方ないので再度商店に行きおばちゃんに、また来たね?と言われながら買いだめ。
もうほんと笑うしかない〜



次の日も丸一日歩き続けるとなると、さすがに皆歩けなくなりそうなのと強風に激しい雨。
今日は時化てない比較的やさしいポイント(笑)に2箇所入り、晩飯用を釣り、明日の釣りに備えることにした。

 

この日の夜、アジ釣りしていると2回60センチほどのヒラが掛かった。
さすがに2センチのワームは丸呑み。歯でガサガサになった1号のラインはエラ洗いでテンションが無くなってしまった。
リーダーを3号に変えて狙うも次に掛かることは無かった。



29日。
最後の丸一日釣りが出来る日とあって皆気合マックス100%!!・・・−35%=65%
さすがに疲れるよね。(笑)
風と波はだいぶ落ちていた。


朝一、流れがあるポイントに入り2回掛けなんとか1匹追加。ベイトはキビナゴ。ルアーはイワシ?

 






ふと近くにいた山内君を見ると3キロほどのヒラスを手中にしていた。ペンシルで掛けていた。




青物が回遊しているならとジグを投げてみるがヒラゴ一本で終わってしまった。



このポイントの先にいい場所があるから、と聞いてはいたものの予報の風がまだ全然吹いていなくベタナギ。
300匹ほどのベイトボールが7つ見えていて、一時眺めていたが魚が付いていなさそう。
一人だったら進んでいただろうけど後2人いて、ここを進んでいいものか悩んでもう少し魚が固まっている場所を探そうと次に向かった。



次のポイントはサラシはあるがベイトがいない。
やはりベイトを優先すべきだったか、アタリも無い。

僕と逆に歩いて行ったジャンボは一本あげていたが、ここで粘ってもしょうがなさそうだったので、
決めていた時間にはまだまだ余裕があったものの次へ。





2日目のポイントに入ってみることにした。
ここならまだサラシが途切れずありベイトもいるはず。その途切れてなさそうなポイントを念入りにチェック。
魚はまだいた。しかも今回で一番ルアーに反応してくれてるみたいで、4回ほど3、4匹の群れでルアーにチェイスしてきた。

 


ルアーローテしながらヒットに繋げていく。

  

 



最後の岬のポイントで何本か追加。

 






・・・・・・さて日も暮れてきたので今回の釣行はここまでとなりました。



以下、総括

なんだかんだありましたが、魚もコンスタントに上がり結構満足の釣行となりました。
今回のヒラスズキは何度か同じコースを通しても同じようにアタックしてきたり
時間を置くともう一度ヒットしたりと、荒れていたおかげもあってか
活性はかなり良かったと思います。
(メバルさんも5回同じコースで何度もアタック 笑)

体感したのは、やっぱりリップ付きとリップレスは使い分けが出来ればチャンスは増えるのかなと思いました。
何事にも倦怠期にはギャップ?が必要不可欠なのかもしれません。笑
(泳層を意識するとサイズが変わった感があったためと、サラシと流れの絡め方の意識)

あと、サラシの中よりサラシから少しはずれた小さいサラシの方が掛かりとサイズが良かった気がしました。

それと今回1つ驚いたことがありました。
毎日、晩飯はイカ、ヒラスズキ、ヤズの刺身(カップ麺の入れ物山盛り2つ)と炒め物、カップ麺(苦笑)
その捌いたヒラスズキの胃の中に蟹の幼生、1.5センチほどのメガロパがびっしり入ってました。
ベイトがあんなにいたのにも関わらず何故に蟹?確かに捕食が容易なのは分かりますが、固体によって食性は違うみたいですね。
次からそういう方向からのアプローチもしてみようかなと思った四泊五日でした。







余談:
釣行終了後、車に戻って商店のおばちゃんに教えてもらった場所で久しぶりの髪洗い。
雨が降り続いていたせいか若干水は濁っていたものの、この時の僕らの髪を洗うには十分過ぎる水質。

「これが平島式だ!真似してみろ!ジャンボ!」
とか訳も分からん事を言いながら久しぶりの洗浄にキャッキャする20代後半3人。

もともと地元の子供達が水遊びしたり、漁師さんの網洗い場として使われているらしく、シャンプーもOKとの事。
髪を洗うだけにはもったいない広さ。



いや〜チョー気持ちよかっったです。笑



次会えるのはいつかな〜



ではまた。

○使用タックル

ロッド:
スタッフ西川:UC11ft、UC10PRO
スタッフ尾崎:UC10ft、UC10PRO(プロト)
リール:セルテート4000、ブラディア4000、ソルティガ4500
ルアー:HKTM95・95S 、HRTM140T・110YS・100T、SPPslim110、CSP110・145、FT130g、ジャベリン60g等

○失くした物(泣)
ペンチ、サングラス、セルテートのハンドルノブ