●基盤ホールタイプの説明と活用法について





FCLLABOではリップに貫通の穴が空いているルアー郡が存在します。

通常DDはリップの真ん中からタイイングアイが出ており、そのシーソー効果で姿勢を維持しつつルアーを泳がせていたわけですが、
FCLではボディ先端部からアイを出して前方側のリップ面積を有効に活用できるようにセッティングされております。

その為アイの部分が穴になっております。穴が開いたら水が逃げるだろうと思われると思いますがアクションの中心部であり、
なおかつフラットな基盤の真裏側に起こる過流をある程度抜いてくれるのでスムーズな動きになりますし、遊泳深度も非常に深くなります。

キャスティングでないレイクトローリングではSAD52mmで3mMAX4mラインあたりまでで潜っている感じです。
(正確なデータはありませんが計測にて2.5mまでは出ております。飛距離に依存しますPE0.6 フロロ1.5号。


それともう一案
私個人はトラウトなどのヘビキャロをよく行いますが、本品は極小NTの00番のリングに分銅型の錘をつけてシンクレートを変化させて釣ることも可能です。

ホールが空いているからこそできるチューニングですが錘がボディの外になるのでアクションが死ににくく
水底では錘がつけば頭沈みでいい感じで土煙を出せますし、移動距離も短く誘うことができます。

まあノーマルに比べれば若干動きはゆるくはなりますが、深さを一時的にある程度変化させて大きいものを釣りたい場合や
深い魚を釣りたい場合の一案としては非常に有効だと思います。まあティップランがOKならこれもかなりOKかと思います。

釣堀の煙り出し作戦、淵やダムなどの深い魚、水の流れの強いときの出足から深いラインが必要な釣り、底近くに注意が向いているときの誘いに使えるかと思います。




シンキングチューンしたSAD52TD、Wa-toのアクション動画です。






●ホールタイプリップについての注意事項
FCLラボでは基盤リップの加工によってホールを開けてアイ周りの特殊なデザインのルアーが存在します。

インジェクションタイプにはない細かい動きとホールによる水流の制御によってボディからのアイ位置によって最も潜る様にデザインがされております。

つまり世のDDタイプのルアーはリップ中心位置からアイが出ており、あまりコンパクトとは言えない言えない作りになっております。
そこで通常のミノーやクランクと同じ位置からリップを出すためにアイ位置の埋没とリップ裏面に起こる水流の制御のために穴が開いているDDを作っております。
これによって緩い水流でも動きの良いまた最大深度の出やすいDDが作れるようになっております。
これはハンドメイドタイプのDDプラグの一つの答えであります。

その為ルアーの操作では今までにない要点が出てきてしまうわけです。

それはアイへの結束についてです。
ホールの中心にあるアイにラインを結ぶ、直結であればフリーループノットにて結束。
もしくはスナップをお使いになる場合、スナップでは細めの、リップのホールに干渉しないタイプのスナップの使用が必至です。
ホールに干渉してしまいますと安定性が失われてしまいます。。

折角の究極性もアングラー個々の結び方でそうでない状況に代わってしまうわけです。
またスイムチェックについてもホールゆえに曲がりにくい鋼線を使用しておりますが、ほかのDDルアーと同様に微妙な調整を心がけてください。
蛇行や回転が起こるようでしたら必ずスイムチェックは行ってください。
蛇行を少なくしたい場合はボディを押さえてリップのアイを下に微妙に0.5mm以内下げると真っ直ぐに泳ぐようになります。