夜明けと共にハイリバーの港から船を出すことになる。待ちに待ったラブリバーのサファリ
なのである。ボート3隻で南下することになる。人間のみを2艇荷物のみを1艇で南下することになる。
ゆったりとしたカーブのアルバトロスベイを直線で突っ切り時間短縮を行う。早い時間から出るのは
海陸風がこの時期吹くからである。そうなるとこのサイズのボートではかなり時間を食ってしまうのである。
フラットなら3時間半が6時間になる。恐ろしい話である。
速やかに南下して川の中に入ることこれが最善の方法である。が、やっぱり途中に鳥が居ると
ジグをキャストしたりロックがあればバラ釣りしたりするのがいつものスタイルなのである。

南マグロ黒マグロの一種だがやせている深さ5mにも回遊している。バラロッドで釣るのはかなりいい感じ
である。サメが居ないときはであるが。

でいい感じに南下していると先行しているはずの荷物のボートが目の前で浮遊している。
何らやトラブルがあったらしい。曳航して近くの海岸へつける。そこでエンジンカバーをはずして
調整が始まる。実際ここに来てこの手のトラブルは結構多い。
泥の微粉末がかなり影響するだろうし、ブッシュに根掛の度に突っ込めばペラも痛むだろう。
河川内はかなり危険な釣り場である。私も長いがウェンロックでスロープ出て直ぐエンジントラブル
で手漕ぎで戻ったことがある。

まあ起きたことは仕方が無い。

船を下りて近くの川に様子を見に行ってみる。ワニが居るらしいので気をつけろと言われた矢先
笠プロがワニを発見した。どうやらトラブルは深刻らしい。その為我々を一旦ラブリバーにのせていき
その後デイブが往復するという方向で話が付いた。
我々はリバーマウスで留まることになる。

実は今回はフライを持ってきていた。ここならたいしてバックも無く振りやすかろうと思ったからであるが
まあなんというかかったるい確かに難しいのが趣味とは思うが自分の意図しないことが多いのも事実である。
フライの場合確かにキャストに面白さはあるがそのフライの操作感はルアーの多様さに比べれば
貧しいことこの上ない。フライの面白さはリアルに傾倒するものがおおいのは操作自体が
固定されているおかげもあると思う。


ボツボツながら魚は釣れてゆく30分に1−2匹というペースである。ただ鯰も多い
鯰といってもゴンズイの仲間と思われる。触れない魚である。
ワニに気をつけつつ釣りを続けるドロップには近寄らないほうがよい。

釣り方はポーズシンクか?ポーズフロートを含めたアクションを起こせば何らかの
反応がある。


マッドクラブを発見して岸づたいに追いかけて釣り上げたあたりでジムのボートが
網で取ったバラマンディを持ってきた。病気でひっくり返って泳いでいるのをすくったらしい・
まあこのサイズ20キロは軽くこしているだろう。確かにこのサイズをブッシュから抜ければ
凄い事ではあるがなんというかこいつはまぐれでもあがりそうも無い。
日も傾き浜に全員集合で釣りを行う。この時間はヒットしやすいからである。昼間を20
とすれば150ぐらいは釣れる確率が上がるのである。ただ、日本と違って油断すると死ぬ恐れがある。
ということぐらいであろうか?








ベッドを作るあたりから始まったキャンプ発電機を使っているのであんまり不自由は無い。
雨の心配がないので蚊帳で寝ることになる。そしてやっぱり火をおこしておくこれが醍醐味であろう。


今回は10人キャンプなのでそんなに心細くは無い。
上を見上げれば満点の星空である。船に積んである水シャワーで手早く水浴びをして
服を着替える。シチューと昼私が2匹生け捕った大型マッドクラブとグリルに舌鼓を打ち
早めの就寝となる。
気になるキャプテンデイブだが5時間で帰ると言い残し10時に分かれたが
夜の8時に会うことになった先の波の影響で大変な時間で往復したらしい。

そんな大変な1日だったが更に明日はすごく大変だろう。実質2隻で荷物と一緒に帰るからである
あさ3時間ほどつりをしてみる。川のやや上流部へ行くということである。前回と比べて
ラブリバーかなり静かな感じである。日むらがあるとはいえかなり静かな感じである。
翌朝やはり上流部に向かうことになるが思ったとおり調子はよくない。

大蝙蝠のコロニーものすごい数である。おまけに糞がかなり臭い。こんなときにジャングルに
根掛りさせると大変なことになる。体中糞でまみれる。リバーマウスで飯を食わせて
キャンプの撤収を手伝う。他の連中は釣りである。


昨日の夜数々の大物が上がったが今朝は普通に戻っていた。撤収も何とか終わり
何とか足の踏み場を確保しつつウェイパへと向かう。エメラルド色の海と海の紺色の
ラインがとても美しい。時間を読んだだけあって2時間半で到着した。
デイブは昨日の過労がたたったのか?足を痛そうにしているたぶん通風か?と思ったが
本人飲酒が止まる感じは無い。

大急ぎで港で荷物を下ろして釣り再開である時間いっぱいまで釣りを行い。ファーストアタックチーム
最後のステーキを食べにレストランへ行く。またいつか行くことになるだろう。このまま円レートが
高いままだと貿易は苦しいが旅行はかなりいい感じになる。