2007 EXPEDITION to the Marginal

蚊帳一つ隔てた外は自然である。川に行けば魚も釣れるが、餌にもなる。トイレに行けば
蛇やイノシシしも合うかもしれない。まあそこまで運が良ければとは思うが実際のところ
ここ20年たいして蛇を見たことは無い。見るのはイノシシとワニである。
こいつらだけははっきり居ると認識できる。蚊帳の中にはいって横なったのが12時ごろであった
疲れているはずだったが。夜中に変な気配を感じておきることになる時計は4時である。
茂みの中で鳴いている。よくアボリジニが真似する声の生き物は何なのだろうか?夜行性の鳥。
なのだろうか?いずれにしろ寝ておれず消えかけていた火をもう一度大きくする
火というものはある意味安心の一つである。


船を見るとすっかり浜の上に乗ってかしいでいる。一晩中曳いたのだろうか?
あと2−3時間で戻せるのか?と不安になってしまう。

やがて夜が明け始める。川イルカとの呼吸とバラマンディの捕食音そして聞きなれない動物の声である。


皆起きる様子もないので船からタックルボックスを降ろして。
釣りをして見る。足場が高いので取り込みがチョイ難しそうであるがやってみない手は無い。
船を泊めた場所はディープホールの近くだったので歩きで回りこんで投げて見る。
のっけからヒットヒットである。あんまりバタバタさせるのでジムが起き大きいのか?ときいてくる。
謝りつつもう少し距離を置いて釣る。相変わらず魚は釣れる。



ルアーチョイスはライターチューンしたアイル9センチである。
それを何時ものように引っ張ってくると流れのよれているところでシーバスのように
ヒットするのである。他にシュガーディープ等を使う。
ここに来てトッププラグは?と思いはしたがちょいと足場が高すぎるし開けすぎである。

それにターポンやクイーンが入れ食いになっても嫌なのでやめておく。


深くないやぶが続くのでボチボチ狙いながら魚を釣ってゆく
堆積岩の崩れた部分には必ずバラマンディが付いているが
1発目を外すとコッドの嵐になる。




因みにこの砂場昨日ここに来る時に赤い目の爬虫類が水に2−3匹居た場所である。
ワニは普通は水にいるがこういった場所なら陸に上がっている可能性もあるのでオカッパりは
気をつけねばならない。犬と豚の足跡を見つけてとり合えず引き返す。


で爽やかに朝飯かと思いきや昨日の河口で朝飯という事でおかた付けからスタートである。あっという間に船の上は機材でイッパイである。



↓バラマンディの漁師の船である。ここから主要都市に送るらしい。定置網を見に子供を釣れた小船が通り過ぎて
いった。こんなとこでやっていたらあっという間に船が満タンになる感じだが。なんとものんびりな感じが
溢れている。



船はリバーマウスのサンドバーに到着し。ここでベーコンと卵を焼き、私は昨日のステーキ肉を暖めてパンに挟むことにする。
それを見ていると魚釣って来いとの命令である潮はゆっくりだが昨日と同じに流れている。だが水位は昨日より1mほどは低い
日も上がっているのでナチャラルカラーで流してみると景気良くヒット激しいジャンプで水を割りバラマンディが現れる。
70センチぐらいである。針を外してもう一回バラマンディはプラグではあるがどちらかといえばイカ釣りのあの間が必要になってくる
つりである。フット何かを感じて次のアクションで一気にバイトに持ち込む。今度は更に良い感じの魚である。




ピーカンの浜でこんなのが釣れるのは珍しい、マルガレーブ川なら20年は遡る必要が有るだろう。
昔ヨーキーズノブの岩場でバラマンディを見たが今の知識があの頃有ればもっと幸せだっただろう。

朝飯食って何があるかと思いきや帰るというキツイ仕事がまっていた。どうするんだろこの人たち明日からもぶっ続け
で魚釣りである。プライベートで今日ここに来てること自体信じられない事である。でイヨイヨかえるのだが
ナンジャカンジャと寄り道しつつ釣りして帰ることになったのは間違いない。



帰りの特筆すべき点といえば遂に海岸線のロックポイントでバラマンディを釣った事だろうか?
ジムの持ってるやつより1周り大きいのを始めて釣った。居るんだと思いはしたが
数十回トライしてやっと1−2本釣ったのみである。という事はやらんほうがいいということなのかも。
と思いつつ海のやつはチョーツエーとも体感した。そして尻を2700回ほどシートに叩きつけた頃
やっと港が見えた。